リモートデスクトップ接続(RDP)でユーザー名を変更したのにログイン画面では以前のユーザー名しか受付できないことがあります。
今回は、その場合の対処法を説明します。
目次
リモートデスクトップ接続(RDP)でユーザー名を変更したのに反映されない場合の対処法
おそらく、次のような処理をしたのでしょう。
よく見るとわかりますが、ユーザー名ではなくアカウント名と書いてあります。
ユーザー名を変えたと思っていたのに、アカウント名を変えただけだったということです。
Windowsでは、「アカウント名」と「ユーザー名」は異なる概念です。コントロールパネルの「ユーザーアカウント」で変更できるのは表示名である「アカウント名」であり、実際のログインやRDPで使用される「ユーザー名」(ユーザーフォルダ名や内部ID)は変更されません。
ユーザー名とアカウント名の違い
Windowsでは、「アカウント名」と「ユーザー名」は異なる概念です。
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アカウント名: ログイン画面やスタートメニューなどに表示される名前。
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ユーザー名: システム内部で使用される識別子で、リモートデスクトップ接続時に必要となります。
「コントロールパネル」の「ユーザーアカウント」で変更できるのはアカウント名のみで、ユーザー名は変更されません。
アカウント名変更する方法
「ファイル名を指定して実行」で以下を入力し、Enterキーを押します。
と入力し、OKをクリックします。
表示されたウィンドウで、変更したいユーザーを選択し、「プロパティ」をクリックします。
「ユーザー名」欄に新しい名前を入力し、「OK」をクリックします。
この手順でユーザー名を変更することで、RDP接続時にも新しいユーザー名が反映されるようになります。
注意点
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アカウント名とユーザー名の混同:
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アカウント名を変更しても、ユーザー名は変更されません。リモートデスクトップ接続時には、ユーザー名を正確に入力する必要があります。
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Microsoftアカウントの使用:
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Microsoftアカウントを使用している場合、ユーザー名はメールアドレスになります。リモートデスクトップ接続時には、
ユーザー名@ドメイン名
の形式で入力してください。
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ユーザー名の確認:
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ユーザー名を確認するには、
control userpasswords2
を使用するか、コマンドプロンプトでwhoami
コマンドを実行してください。
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よくある質問(FAQ)
Q1: アカウント名を変更したのに、リモートデスクトップ接続で新しい名前が使えません。
A: アカウント名を変更しても、ユーザー名は変更されません。リモートデスクトップ接続時には、ユーザー名を正確に入力する必要があります。
Q2: ユーザー名を変更した後、リモートデスクトップ接続ができなくなりました。
A: ユーザー名を変更した場合、リモートデスクトップ接続時に新しいユーザー名を使用してください。また、リモートデスクトップ接続の許可設定を確認し、必要に応じて再設定してください。
Q3: Microsoftアカウントを使用していますが、リモートデスクトップ接続時のユーザー名は何を入力すればよいですか?
A: Microsoftアカウントを使用している場合、ユーザー名はメールアドレスになります。リモートデスクトップ接続時には、ユーザー名@ドメイン名
の形式で入力してください。
まとめ
リモートデスクトップ接続でユーザー名を変更したのに反映されない場合、アカウント名とユーザー名の違いを理解し、適切な手順でユーザー名を変更することが重要です。上記の手順を参考に、正しいユーザー名を設定し、リモートデスクトップ接続を行ってください。