USBタイプのWi-Fiアダプター「WDC-433SU2M2WH」を使っていて、通信速度が極端に遅かったり、接続が頻繁に切れるといった問題に悩まされていませんか?この記事では、実際の体験談をもとに、このアダプターで発生しがちな不具合の原因と対処法について詳しく解説します。
目次
WDC-433SU2M2WHとは?
「WDC-433SU2M2WH」は、USB接続タイプのWi-Fiアダプターで、最大433Mbps(5GHz)+150Mbps(2.4GHz)の通信速度を誇る製品です。手軽にPCのWi-Fi環境を整えられるため人気ですが、使用環境によっては通信が不安定になることがあります。
よくある症状:速度が極端に遅い・接続が頻繁に切れる
本製品を使用して「下り速度が1Mbps前後しか出ない」「しばらく使うとネットが切断される」「再起動しないと接続が戻らない」といった症状に直面することがあります。
原因:パソコンのスペックと電源設定
このような不具合の原因として、主に以下の2つが考えられます。
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パソコンの処理能力不足
古いPCや低スペックのノートパソコンでは、Wi-Fiアダプターの性能を十分に引き出せず、通信速度が著しく低下することがあります。 -
USBポートの電源制御設定
Windowsでは、省電力設定によりUSBポートの電源が自動的にオフになることがあります。これが接続断の原因となる場合があります。
対処法:USBの電源管理設定を見直す
接続が頻繁に切れる問題については、以下の手順で改善できる場合があります。
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「デバイスマネージャー」を開く。
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「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」から該当するUSBルートハブを右クリックして「プロパティ」を開く。
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「電源の管理」タブを選択。
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「電力の節約のために、このデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外す。
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OKをクリックして設定を保存。
この設定を変更することで、接続断が改善される可能性があります。(私はうまくいきました)
改善が見られない場合の代替案
もしこれでも問題が解決しない場合は、以下の対策も検討してください。
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別のUSBポート(特にUSB3.0)を使用する
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他社製のWi-Fiアダプターを試す
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PC本体のスペックアップ(特にCPUやRAMの増設)
よくある質問(FAQ)
Q:最新のドライバをインストールすれば改善されますか?
A:ドライバ更新は効果がある場合もありますが、今回のような電源設定に起因する問題にはあまり効果がない可能性があります。
Q:WDC-433SU2M2WHの購入は避けた方がいいですか?
A:環境によっては問題なく使える製品ですが、古いPCとの相性や電源管理の調整が必要な場合があるため、初心者にはやや扱いづらい側面があります。
注意点
このアダプターは手軽さが魅力ですが、環境によっては性能を発揮できないことも。特にパソコンのスペックや設定によっては、大きなストレスになる可能性もあるため、慎重な選択が求められます。