この記事では、試用期間やSSDコピー機に頼らず、無料でSSDをクローンコピーする具体的な方法を紹介します。
「無料」と書かれていても、実際には期間制限があったり、機器の購入が前提だったりするケースは少なくありません。
SSD換装をしようとして調べるほど、「結局お金がかかるのでは?」と感じた方も多いはずです。
本記事では、そうした前提条件を一度整理したうえで、
追加費用をかけずにSSDをクローンコピーするための現実的な選択肢を順を追って説明していきます。
目次
有料ツールの試用期間を使う方法
SSD換装の情報を調べると、現在でも多く紹介されているのが
有料クローンソフトの試用期間を使う方法です。
代表的なツールとしては、次のようなものがあります。
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Macrium Reflect
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AOMEI Backupper
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EaseUS Todo Backup
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MiniTool ShadowMaker
いずれもWindows上で動作し、
システムディスクを含めてSSDを丸ごとクローンできるツールです。
メリット
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Windowsを起動したままコピーできます
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画面操作が分かりやすく、ウィザード形式で進められます
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コピー完了後に再起動すれば、そのまま新SSDで起動できることが多いです
デメリット
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7日や30日など、試用期間が限定されています
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一度使い切ると、次回以降は有料プランが前提になります
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再インストールや別PCでは、再び制限に当たることがあります
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試用条件や制限内容がツールごとに異なり、手順として再現性が低いです
一度きりのSSD換装であれば実用上は問題ありませんが、
「無料でSSD換装する方法」として紹介するにはやや不安定と言えます。
SSDコピー機を使う方法
SSDコピー機(クローンスタンド)を使う方法は、
PCやOSの状態に左右されにくく、分かりやすい手段の一つです。
メリット
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PCを起動しなくてもコピーできます
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OSやソフトの操作が不要です
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ボタン操作だけでクローンコピーが完結します
手順が単純なため、
「とにかく簡単にコピーしたい」という用途には向いています。
デメリット(コスト面)
SSDコピー機は、方式によって価格帯が分かれます。
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USB接続タイプ(PCに接続して使う簡易型)
おおよそ 2,000〜3,000円前後 -
スタンド型(単体でクローン可能なタイプ)
おおよそ 3,000〜6,000円前後
一度購入すれば何度でも使えるものの、
初期費用が発生する時点で「無料」とは言えません。
SSD換装が一度きりの場合、コスト効率はあまり良くないと言えます。
具体例:比較的安価なスタンド型コピー機
スタンドアローンで動作し、比較的安価な製品としては、
玄人志向 の
「外付け 3.5型 / 2.5型 SATA 接続 HDD/SSD スタンド(お立ち台)」があります。
このタイプは、
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PCを使わずにクローン可能
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USB 3.2 Gen1 対応
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最大容量 32TB 対応
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ドライブ換装用途にも使える
といった特徴があり、
SSD換装以外にも使い回す前提であれば選択肢になります。
ただし、
「無料でSSDをクローンコピーする方法」という観点では、
やはり機器購入が必要になる点がネックになります。
ここまでの整理
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有料ツールの試用期間
→ 無料だが一時的 -
SSDコピー機
→ 確実だが機器代が必要
どちらも
「無料・確実・何度でも使える」
という条件を同時には満たしません。
オープンソース(無料)のディスククローンツールという選択肢
実は、有料ツールや専用機器を使わなくても、
SSDをクローンコピーできる方法が存在します。
それが、Rescuezilla です。
Rescuezilla は、USBメモリから起動して使う
オープンソースのディスククローンツールです。
Rescuezilla の特徴
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完全無料で利用できます
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GUI操作で分かりやすく、初心者でも扱いやすいです
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Windowsのシステムディスクを丸ごとクローンできます
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何度でも繰り返し利用できます
ただし、Rescuezilla を使うには USBメモリが1本必要になります。
Rescuezilla は ISO イメージを USB メモリに書き込み、
その USB からPCを起動して利用するツールです。
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Rescuezilla 用の 起動 USB を1本用意する必要があります
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作業中は OSを停止した状態になります
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コピー対象がシステムディスクでも問題なくクローンできます
USBメモリ自体は一度作成すれば何度でも使い回せるため、
ライセンス費用や回数制限といった制約はありません。
ここまでで「USBが1本必要」という前提は変わりませんが、
そもそも Rescuezilla 用の USB を新たに用意しなくても済む運用については別記事で詳しく解説しています。
たとえば、普段から
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OSインストール用 USB
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検証用・作業用 USB
といった USB を使い回している場合、
Rescuezilla の ISO をそれらの USB に書き込むことで、
専用 USB を新たに用意する必要をなくすことも可能です。
その具体的な手順や運用方法については、こちらの記事をご覧ください。
👉 OSインストール USB 量産問題と、失敗・再作成を回避する方法
この運用を取り入れれば、
「Rescuezilla を使うには USB が必要」という負担をさらに軽くできます。