Obsidian、便利なのは分かるけど
「導入がわけわからなくて正直めんどくさい」
最初はだいたいここで止まりますよね。
特に、
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PCとスマホでどうやって同期するの?
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無料でできるの?
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公式Sync以外は危なくない?
このあたりで一気にハードルが上がります。
この記事では、
実際にやって問題なく使えている方法だけ を、シンプルにまとめます。
目次
ObsidianをPCとスマホで同期する方法は3つある
まず全体像です。
① Obsidian Sync(公式・有料)
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月4ドル(年払い)
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月5ドル(月払い)
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設定は一番簡単
👉 とにかく楽に使いたい人向け。
② クラウドストレージを使う(今回解説)
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無料で可能
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少しだけ設定が必要
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仕組みが分かれば安定
👉 コスパ重視・自分で管理できる人向け
③ Gitで同期
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技術的に楽しい
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でも正直めんどくさい
👉 今回はやりません。
前提条件
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PCに Obsidianがインストール済み
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クラウドストレージは OneDrive
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スマホは Android
PC側の設定(ここが一番大事)
① OneDriveのフォルダにVaultを作る
PC側では、
OneDrive配下のフォルダをObsidianのVaultとして指定します。
例:
この Notes フォルダを
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Obsidianで「Open folder as vault」
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以降、PCではこのVaultだけを使う
これで PC側は完成です。
スマホ側:OneDriveだけでは同期できない理由
Androidスマホでよくある勘違いがこれ。
OneDriveアプリでVaultフォルダを
「オフラインで使用可能」にすればいけるのでは?
👉 これはダメです。
理由:
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OneDriveアプリ内のファイルは
Obsidianが直接参照できない -
Obsidianは「端末ローカルのフォルダ」しか開けない
解決策:FolderSyncを使う
ここで使うのが FolderSync というAndroidアプリです。
FolderSyncでやること
OneDrive上のVaultフォルダ
⬇
スマホのローカルフォルダ
に自動同期する
という橋渡し役。
① FolderSyncをインストール
Google Playから FolderSync をインストール。
② OneDriveと接続する
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FolderSyncでアカウント追加
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OneDriveを選択
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Microsoftアカウントでログイン
③ 同期フォルダを設定
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リモートフォルダ
→ OneDrive上のVaultフォルダ(例:Obsidian/Notes) -
ローカルフォルダ
→ スマホ内の任意のフォルダ
例: -
同期タイプ:
双方向(Two-way sync) -
自動同期:
ON(好みで)
スマホにObsidianをインストール
最後にやることはこれだけ。
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Androidに Obsidianアプリをインストール
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起動して
「Open folder as vault」 -
FolderSyncで同期している
スマホローカルのフォルダを指定
👉 これで PCとスマホが同期されたVault が完成です。
実際に使ってみた感想
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編集競合はほぼ起きない
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普段使いなら十分安定
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無料でここまでできるのは正直ありがたい
最初の導入はちょっと分かりづらいですが、
一度作ってしまえばあとは何も考えなくていい のがObsidianの良さ。
まとめ
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Obsidian公式Syncは楽だが有料
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無料でやるなら
OneDrive+FolderSync(Android) -
OneDriveアプリ単体ではダメ
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FolderSyncで
「クラウド → ローカル」を作るのがポイント