Windowsのリモートデスクトップ(RDP)のポートはデフォルトで3389です。
3389のままだと、誰にでもわかってしまうので、ポート番号を変更することをおすすめします。
ということで、今回はリモートデスクトップのポート変更とファイアウォール、ルーターのポートフォーワードの設定手順等に関して記述します。
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リモートデスクトップのポート変更の手順
レジストリエディタを開きます。
Windows7の場合は、スタート→プログラムとファイルの検索
を開き、regeditと入力して検索します。
Windows10の場合は、コルタナの検索ボックスにregeditと入力して検索します。
コルタナがタスクバーに表示されていない場合、タスクバーを右クリックすると「Cortana」という項目があるので表示させるように設定を変えることができます。
念の為、WIndowsXPの場合は、スタート→ファイル名を指定して実行です。
レジストリエディタを開いたら、次のキーを開きます。
右側の一覧からPortNumberを選択して編集します。
以上で、ポートの設定は完了です。
ポートの変更は、PCを再起動すると反映されます。
リモートデスクトップ接続を可能にするためのファイアウォールの設定方法
ファイアウォールを起動
↓
受信の規則(左側にあります)
↓
新しい規則(右側にあります)
↓
「カスタム」を選択し「次へ」をクリック
↓
「すべてのプログラム」が選択されているので「次へ」をクリック
例えば、ポートを5000にした場合、次の画像のように入力して「次へ」をクリック
「次へ」をクリック
「次へ」をクリック
「次へ」をクリック
あとでわかりやすいような名前を決めて「完了」をクリック
以上で設定完了です。
リモートデスクトップ接続を可能にするためのルーターの設定方法
ルーターによって、設定の呼び方がいろいろあります。
ルーターの設定画面を見て、ポート開放、ポートマッピング、ポートフォワーディング、NATという言葉を探して、
リモートデスクトップで操作したいコンピュータのIPアドレスとポートを設定します。
コンピュータのIPアドレスは固定IPにしておく必要があります。
インターネット越しに外部から接続する場合は、ルーターのWAN側のIPアドレスとポートを指定します。
ルーターのWAN側のIPアドレスが100.120.120.10でポートが5000だとしたら、
です。
ルーターのWAN側のIPアドレスは次のURLを開くと確認することができます。
http://ddo.jp/
WAN側のIPアドレスは固定IPの契約をしていない場合、時々変わります。
固定IPの契約をすると、月に1000円程度かかるので、ダイナミックDNSの設定をするとよいですが、
ダイナミックDNSの場合、ドメインが必要なので、ドメイン代が年間1000円くらいかかります。
NECのatermのルーターなら、ホームIPロケーションという機能がついているものがあります。
その機種の場合、「home-ip.aterm.jp」のサブドメインを割り当てることができるので、それをメモしておけば、常に外出先から接続することができます。
私が使っているルーターはWG2600HP3です。
現在、この記事も外出先から、リモートデスクトップ接続で、自宅のPCを操作して書いています。
「s****m******.home-ip.aterm.jp」といった感じのドメインになるので、ポートが5000番の場合
とすることで、接続することができます。
スマホがAndroidの場合「RD Client」というアプリをインストールすれば、スマホからでも接続することができます。
ルーターにホームIPロケーションの機能がなくて、買い換えるのも嫌、でも、ドメインなしでなんとか接続したいという方は、グローバルIPアドレス変更通知を作るという手段もあります。
自分で作れなくても、簡単なソフトなので探せばフリーのものが見つかると思います。